成熟した業界で競争も厳しく、飛躍的な成長が難しい自動車業界で昨年、株価が6割近く上昇した大手メーカーがある。平成29年4~9月期に過去最高益を更新したスズキだ。株価上昇率はトヨタ自動車の12倍。市場拡大が見込まれるインドでの販売好調が、投資家から高く評価されたようだ。電気自動車(EV)などへの対応が課題だが、インドではトヨタと組んで投入する計画も打ち出した。30年以降も“快進撃”が続くかが注目される。
上場する国内自動車大手7社の29年末の株価を1年前と比べると、4.9%上昇したトヨタ自動車などプラスが4社。新車の無資格検査問題が発覚した日産自動車(4.4%下落)、SUBARU(スバル、24.9%下落)など3社がマイナスと明暗が分かれた。この中で、プラス58.8%と飛び抜けた実績を残したのがスズキだった。
昨年11月、スズキが発表した29年4~9月期連結決算の内容は、非の打ち所がないものだった。増収増益で、売上高と営業・経常・最終の各利益が過去最高。営業利益は1729億円で、前年同期からの増加率は49.7%に達した。
牽引(けんいん)したのは、スズキにとって“牙城”とも言えるインドでの四輪車の販売だ。販売台数は前年同期比17.1%増の82万6000台と、これも過去最高。小型車の「バレーノ」「ビターラ・ブレッツァ」のほか、「スイフト」のセダンタイプである「ディザイア」は29年5月の投入から5カ月半で10万台を販売した。鈴木俊宏社長は「インドさまさまで救われている」と振り返った。
この決算を受けて、野村証券はリポートで、「スズキはインドで製品面、販売面で他社を大きく引き離しており、市場拡大の追い風を強く受けるだろう」と指摘した。
スズキは、インド政府の「国民車構想」に応じて昭和56年に進出しており、インドで確固たる地位を築いたのは昨日や今日のことではない。しかし、株式市場は実際の好業績をみて、スズキの持つ優位性を改めて認識した格好だ。インド自体の成長性もさることながら、潜在的な大市場であるアフリカ・中近東への輸出でも、インドには橋頭堡(きょうとうほ)としての魅力がある。
社長時代にインド進出の指揮を執った鈴木修会長が豪快な人柄で知られる一方、「冷静沈着」と評される長男の俊宏社長は、最高益にも淡々としていた。会見では、「こういう決算だから安心という思いはない。過去最高の収益は喜ばしいが、課題としてはEV、ハイブリッド車(HV)へのシフト。自動車産業がどうなっていくか見極めていかなければならない」と述べた。
インドで急激にEVシフトが進み、それに取り残されれば、スズキにとっての強みは一転して弱点となりかねない。何でもいいからEVを開発すればいいというわけではなく、「お客に受け入れられる価格で提供しなければならず、研究開発費が収益を圧迫する」(俊宏社長)という難しさがあるのだ。
インドのナレンドラ・モディ首相は昨年、EV化の推進を打ち出しており、スズキも当然、対応が迫られる。インドも中国と同じく、EVシフトを自国産業の育成に利用したいという思惑があるとみられ、政府による大規模な実証実験でパートナーに選ばれたのは、民族系メーカーのマヒンドラ&マヒンドラだった。
そしてスズキは昨年11月、トヨタと協力してインド市場向けのEVを平成32年ごろに投入すると発表した。トヨタは、スズキが開発してインドで生産・販売するEVに技術支援する。自動車に通信機器を搭載して幅広いサービスを行う技術の提供を想定するという。スズキはトヨタにこのEVを供給し、トヨタも自社ブランドで販売する。
「スズキでも一番が取れる国があるということを見せたかった」(修会長)という思いで進出し、成功したインドでトヨタと組むことに、スズキ首脳に複雑な思いがあったことは想像に難くない。しかし、電動化で出遅れているスズキにとって対応は急務。インドでの事業を強化したいトヨタと思惑が一致したようだ。奥田碩(ひろし)社長時代、トヨタの小型車「ヴィッツ」と子会社のダイハツ工業の軽自動車による“両面作戦”で窮地に追い込まれたスズキだが、過去の確執を乗り越え、昨年2月にトヨタとの業務提携の検討を発表していた。
http://www.sankei.com/economy/news/180201/ecn1802010002-n1.html
上場する国内自動車大手7社の29年末の株価を1年前と比べると、4.9%上昇したトヨタ自動車などプラスが4社。新車の無資格検査問題が発覚した日産自動車(4.4%下落)、SUBARU(スバル、24.9%下落)など3社がマイナスと明暗が分かれた。この中で、プラス58.8%と飛び抜けた実績を残したのがスズキだった。
昨年11月、スズキが発表した29年4~9月期連結決算の内容は、非の打ち所がないものだった。増収増益で、売上高と営業・経常・最終の各利益が過去最高。営業利益は1729億円で、前年同期からの増加率は49.7%に達した。
牽引(けんいん)したのは、スズキにとって“牙城”とも言えるインドでの四輪車の販売だ。販売台数は前年同期比17.1%増の82万6000台と、これも過去最高。小型車の「バレーノ」「ビターラ・ブレッツァ」のほか、「スイフト」のセダンタイプである「ディザイア」は29年5月の投入から5カ月半で10万台を販売した。鈴木俊宏社長は「インドさまさまで救われている」と振り返った。
この決算を受けて、野村証券はリポートで、「スズキはインドで製品面、販売面で他社を大きく引き離しており、市場拡大の追い風を強く受けるだろう」と指摘した。
スズキは、インド政府の「国民車構想」に応じて昭和56年に進出しており、インドで確固たる地位を築いたのは昨日や今日のことではない。しかし、株式市場は実際の好業績をみて、スズキの持つ優位性を改めて認識した格好だ。インド自体の成長性もさることながら、潜在的な大市場であるアフリカ・中近東への輸出でも、インドには橋頭堡(きょうとうほ)としての魅力がある。
社長時代にインド進出の指揮を執った鈴木修会長が豪快な人柄で知られる一方、「冷静沈着」と評される長男の俊宏社長は、最高益にも淡々としていた。会見では、「こういう決算だから安心という思いはない。過去最高の収益は喜ばしいが、課題としてはEV、ハイブリッド車(HV)へのシフト。自動車産業がどうなっていくか見極めていかなければならない」と述べた。
インドで急激にEVシフトが進み、それに取り残されれば、スズキにとっての強みは一転して弱点となりかねない。何でもいいからEVを開発すればいいというわけではなく、「お客に受け入れられる価格で提供しなければならず、研究開発費が収益を圧迫する」(俊宏社長)という難しさがあるのだ。
インドのナレンドラ・モディ首相は昨年、EV化の推進を打ち出しており、スズキも当然、対応が迫られる。インドも中国と同じく、EVシフトを自国産業の育成に利用したいという思惑があるとみられ、政府による大規模な実証実験でパートナーに選ばれたのは、民族系メーカーのマヒンドラ&マヒンドラだった。
そしてスズキは昨年11月、トヨタと協力してインド市場向けのEVを平成32年ごろに投入すると発表した。トヨタは、スズキが開発してインドで生産・販売するEVに技術支援する。自動車に通信機器を搭載して幅広いサービスを行う技術の提供を想定するという。スズキはトヨタにこのEVを供給し、トヨタも自社ブランドで販売する。
「スズキでも一番が取れる国があるということを見せたかった」(修会長)という思いで進出し、成功したインドでトヨタと組むことに、スズキ首脳に複雑な思いがあったことは想像に難くない。しかし、電動化で出遅れているスズキにとって対応は急務。インドでの事業を強化したいトヨタと思惑が一致したようだ。奥田碩(ひろし)社長時代、トヨタの小型車「ヴィッツ」と子会社のダイハツ工業の軽自動車による“両面作戦”で窮地に追い込まれたスズキだが、過去の確執を乗り越え、昨年2月にトヨタとの業務提携の検討を発表していた。
http://www.sankei.com/economy/news/180201/ecn1802010002-n1.html
2: 2018/02/01(木) 16:17:34.94 ID:BJQXulTP0
最近のスズキ車はいかしてるからな
7: 2018/02/01(木) 16:22:35.42 ID:C+bLA/hd0
現地メーカーのナノは空振りに終わった感じか
ローエンドこそきちんと作りこまないといかんのだよな
ローエンドこそきちんと作りこまないといかんのだよな
9: 2018/02/01(木) 16:30:31.93 ID:yX+BI26l0
昔、東南アジアで妙にフィットするスズキ車を見て、生き残ってる理由が分かった
19: 2018/02/01(木) 16:46:05.26 ID:iaxVQPeF0
>>9
そういや東南アジアは三菱強いってあったな
そういや東南アジアは三菱強いってあったな
10: 2018/02/01(木) 16:31:40.52 ID:v6HgN5co0
小型車だから
12: 2018/02/01(木) 16:39:19.72 ID:vXRI114k0
各メーカー同じ顔したなか、スズキのバラバラ顔は評価する
13: 2018/02/01(木) 16:42:09.39 ID:HQcWM1Vn0
マツダとスズキの方針が真のエコカーだ EVとか欧州のクリーンディーゼルと同じ
14: 2018/02/01(木) 16:43:19.55 ID:+c5JvYwe0
パワートレーンをユニット化して自由に載せかえ出来るのがいいわ
15: 2018/02/01(木) 16:44:54.88 ID:0sBCsJQh0
これからはインドだ!って言われてすぐの頃
いち早く行動してインドで商売始めたのは立派
投資呼びかけるだけの人間よりマシ
いち早く行動してインドで商売始めたのは立派
投資呼びかけるだけの人間よりマシ
16: 2018/02/01(木) 16:44:58.69 ID:UMMhVoGS0
インドは適度にな
ドッキングすべきはアフリカ
わからないだろうけど
ドッキングすべきはアフリカ
わからないだろうけど
17: 2018/02/01(木) 16:45:20.99 ID:4DO2R7E30
小型車のエンジンは、ホンダとスズキは、少しトルクが大きいかな。
ボディーが軽い効果も合わさって、スズキが軽快な一方で
スズキ以外は、重荷負ってウーウー唸ってる感がある
ボディーが軽い効果も合わさって、スズキが軽快な一方で
スズキ以外は、重荷負ってウーウー唸ってる感がある
20: 2018/02/01(木) 16:50:02.24 ID:XwzGz+p80
なお、EVにもFCVにも対応できず死ぬ模様
21: 2018/02/01(木) 16:51:52.27 ID:fkBDiHdG0
1.4ターボのスイフトスポーツを180万で売れることがスズキの強み
バイクと車を作っている会社がホンダとBMWとスズキしかないことを考えれば
もう少し技術力やスポーツ性を前面に出してもいいのにね
バイクと車を作っている会社がホンダとBMWとスズキしかないことを考えれば
もう少し技術力やスポーツ性を前面に出してもいいのにね
24: 2018/02/01(木) 17:03:29.59 ID:NBpC6nVj0
>>21
リスキーな趣味はいま敬遠されるからなー
リスキーな趣味はいま敬遠されるからなー
22: 2018/02/01(木) 16:54:19.25 ID:LkoAu0oJ0
スイフト13年乗ってるので、スズキは応援してるよ。
買い換えない客だけどなw。
大きな故障もしなかったし、外観もまだイケるしw。
買い換えない客だけどなw。
大きな故障もしなかったし、外観もまだイケるしw。
31: 2018/02/01(木) 17:36:19.51 ID:SkdYJf3c0
インド仕様のバイク:センスタ、スマートキー採用など低価格でも充実
インドの数年後に発売された同型日本仕様:センスタ、スマートキーなど撤廃し値段は元のレートの2倍~3倍
こういうことばっかやってるから日本で売れねーんだよ
インドの数年後に発売された同型日本仕様:センスタ、スマートキーなど撤廃し値段は元のレートの2倍~3倍
こういうことばっかやってるから日本で売れねーんだよ
35: 2018/02/01(木) 17:58:12.58 ID:XK4QpPOL0
鈴木会長が、ずっと元気なら好調が続くだろう。
40: 2018/02/01(木) 22:30:43.91 ID:Ov8ecjyD0
他のメーカーはアメリカばかり見ているから車がでかくなりすぎ
42: 2018/02/01(木) 22:33:40.15 ID:IqjforY70
ヨーロッパ行った時にスズキのバイクだらけで驚いた
45: 2018/02/01(木) 22:40:19.43 ID:hWz6EVUe0
世界では貧乏な客が大多数だから、時代がスズキに追いついて来ただけ
47: 2018/02/02(金) 01:08:27.17 ID:PNrmtOov0
一番生きのいいメーカーはスズキだろ。
ここ数年で出たすべての車は、欲しいと思わせる魅力を持ってる。
ここ数年で出たすべての車は、欲しいと思わせる魅力を持ってる。
52: 2018/02/02(金) 11:04:29.54 ID:odygchfR0
何度かインド各都市を旅行したが、乗用車ではタタよりも多く見かけた。
トラックはタタの寡占状態だけどね。
トラックはタタの寡占状態だけどね。
54: 2018/02/02(金) 15:31:40.08 ID:HxKRwvCH0
>>52
スズキは、キャリイをインド市場に投入したからな
タタの牙城を崩せるかも知れない
スズキは、キャリイをインド市場に投入したからな
タタの牙城を崩せるかも知れない
55: 2018/02/02(金) 15:34:24.69 ID:kWnB9U240
ソリオほすい
57: 2018/02/02(金) 17:16:36.18 ID:1I/vVLl20
レンタカーでスイフト乗ってビックリしたわ
日産(ノート)と段違いでいい車だった。
まさか安物スズキが日産を超える車作る時代が来るなんてね
日産(ノート)と段違いでいい車だった。
まさか安物スズキが日産を超える車作る時代が来るなんてね
59: 2018/02/02(金) 17:51:49.52 ID:8xiLTzJj0
誰も行かない時にリスクを取ってインドに出て行ったのがスズキだからね
安倍総理が訪問した時もパレードに使った車はスズキの”ジムニー”だったしね
安倍総理が訪問した時もパレードに使った車はスズキの”ジムニー”だったしね
60: 2018/02/02(金) 18:05:22.98 ID:jrS/Dm570
ポーランドだかブルガリアでもすげーよな
61: 2018/02/02(金) 20:29:40.95 ID:J4w7EaQ50
日本のインドビジネスで成功したのはこの人しかしらん。
引用元:http://asahi.5ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1517469262/
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コメント一覧 (30)
そこまでいけば俺は免許返納間近だ。
ネックになる電池の値段と容量を何処かのメーカが開発したら、それを購入して使う方が賢いな。
台数が出る車じゃねえってのにマイナー趣味のオタクがさも主力商品みたいに語るなよ
しかも国民車として国の施策で車=スズキというイメージを広めたから今後も高い割合を維持する保証があるし、
インドで車に乗る人口が増えたら凄いことになる
今後スズキらしさが消えなければいいが・・・
唯一、個性的だと感じる存在がスズキの車だね
指導は入ったけどカタログ燃費が実走との乖離が大きくならないようにお願いする
以前が実勢より低かっただけってオチなんじゃね?
それか投機屋の狩場にされてるだけとか
今後自動車のカタログ燃費は世界基準の測定法WLTPが導入されるから実燃費にかなり近くなるよ
バイクはもう5年くらい前から同様のWMTCを採用してるのに自動車業界遅れすぎなんよね
フィアット・クライスラー辺りから2.4L供給してもらって
現行エスクードにぶちこんでほしーい、ワイが欲しい
我が道を行ってくれ!
インドで成功する確率がマジでゼロに近かった
シェア数%で大成功だったのが50%
それを考慮すると6割しか上がってない
EV化出来なかったんで無くなりますとか言ったら農業とかどうなるんだろ?
まあ無いとは思うけど
もうちょっとだけ二輪にも力をいれてくれませんかね?
使いまわしのエンジンで他社の真似事ばっかりでつまらんぞ
リカージョンも開発中止になったし
今のエンジンと同じくらいの入れているかな?エンジンなくなったスペースに。
Z34と同等ってありえんだろ?
で、だ。俺のスイスポ早く納車してくれんかな?
650ssってなんだ?
オートバイ650ccスーパースポーツ程度
650ccのssって具体的にどれ?
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