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1: 2018/03/03(土)20:48:50 ID:0aY
ベジータ「普通自動2輪免許だと!?」

悟空「そぉなんだよー、チチが取ってこいってうるさくってよー」

ベジータ「貴様!いつになったら俺と組手をやりやがるんだ!?」

悟空「ベジータ、オラ、教習所に行かねぇといけねぇんだ」

ベジータ「ふざけるな!危険物だの消防設備士だのTOEICだの貴様は資格民族か!!」

ブルマ「ベジータ!あんたも行くのよ!」

ベジータ「ブ、ブルマ!?なぜここにいるんだ!?」

ブルマ「もう申し込んでおいたから孫君と一緒に行ってらっしゃい」

ベジータ「くそったれめ!俺はもう二度と資格なんぞ取らんぞ!!」

ブルマ「じゃあね、孫君、あとはお願い」

悟空「おぅ!任せとけって!」

ベジータ「や、やめろ!待て!瞬間移動するな!!」


2: 2018/03/03(土)20:50:13 ID:0aY
自動車教習所

ベジータ「くそったれめ!なんで俺が貴様とバイク教習を受けねばならんのだ!!俺は帰るぞ!!」

悟空「いーじゃねーかぁ、結構楽しいぞ!」

ベジータ「なに!?貴様、来たことがあるのか?」

悟空「ああ、昔、ピッコロとな」

ベジータ「なんだと!?カカロットが経験済みならこの俺がしないわけにはいかん!仕方ないから付き合ってやる!!」

悟空「さっすがベジータ!そう言うと思ったぞぉ!」

ベジータ「フンッ!せいぜい俺の足を引っ張るなよ!!」

4: 2018/03/03(土)20:52:01 ID:0aY
教官「孫悟空さん、ベジータさん、今日は初めてですね」

悟空「オッス!オラ、悟空!よろしくな!」

ベジータ「フンッ!ベジータだ!!」

教官「では、まずはプロテクターと手袋、ヘルメットを装備してもらいます」

悟空「へぇー、こんなんで守れんのかぁ?」

ベジータ「こんなものがプロテクターだと?笑わせやがって!」

バキィ!!

教官「え!?」

悟空「おいおい、ちょっと小突いただけで壊れちまったぞぉ」

ベジータ「俺は俺のプロテクターと手袋がある。ヘルメットだけかぶればいいだろ?」

教官「ベ、ベジータさんはそれでよさそうですね、悟空さんは代わりのプロテクターを持ってきます(汗)」

5: 2018/03/03(土)20:54:05 ID:0aY
教官「まずはバイクに乗る前に転倒したバイクの起こし方からです」

悟空「転倒したバイクの起こし方ぁ?」

ベジータ「チッ!くだらん!」

教官「お二人は中型バイクなので重いですよ。200キロあります!ハンドル部分を持って勢いでバイクを起こします」

悟空「こんなん片手でいけるぞぉ」

ベジータ「フンッ!なめやがって」

ヒョイ!

教官「い、いいいいい!?」

ブルマ「ちょっとおおおお!!あんた達いいいい!!!」

ベジータ「ブ、ブルマ!なんだ!?教習中だぞ!」

ブルマ「普通にやりなさいよ!普通に!!」

6: 2018/03/03(土)20:54:26 ID:m6B
引き起こしとか片手で持ち上げそう

7: 2018/03/03(土)20:56:09 ID:0aY
悟空「普通っていってもよぉ」

ベジータ「俺達からしたらこれが普通のバイクの起こし方だ!」

ブルマ「もう!しょうがないわね!」

ベジータ「おい!どこに行くんだ?」

ブルマ「神龍にお願いして教習中は普通の人間の力にしてもらうのよ!」

ベジータ「だからそういうことにドラゴンボールを使うな!!便利屋じゃないんだぞ!!」

ブルマ「あんたたちが真面目にやらないからでしょ!!」

教官「と、とりあえず、バイクを起こせたのでバイクを押して歩いてみましょうか」

8: 2018/03/03(土)20:58:02 ID:0aY
悟空「なんだぁ?バイク押すのなんて、人差し指一本ででいけるぞぉ」

ベジータ「フンッ!俺なんか小指だぞ!カカロット!!」

教官(なんなんだこの怪力の二人・・・)

悟空「ん!な、なんだぁ!?急にバイクが重くなったぞぉ!」

ベジータ「く、くそったれぇ!なんだこの重さはぁ!!」

悟空「くっ!こんな重かったんか!これはいい修行になるぞぉ」

ベジータ「おのれぇ、はぁ、はぁ、けっこう、いい運動になるな!」

教官(急に普通の人になった・・・)

9: 2018/03/03(土)21:00:12 ID:0aY
教官「それでは一人づついきます。まずは悟空さん、バイクにまたがって下さい」

悟空「お、おう!こ、こうか?」

ベジータ「カカロットォ!しゃんとしろぉ!同じサイヤ人として恥ずかしいぞ!」

悟空「そうは言ってもよぉ、けっこうこええぞぉ!」

教官「では、まっすぐ前を見て軽くアクセルを握って前進して下さい」

悟空「アクセルっつうんはこれか?これを、う、うわあああ!!」

ブオオオオ!!

教官「悟空さん!ブレーキかけて!!」

悟空「ブレーキ、ブレーキってどうやんだぁ!?」

ガシャーン!

ベジータ「ガッハッハッハ!!情けない野郎だ!!」

10: 2018/03/03(土)21:02:03 ID:0aY
悟空「いててて・・・」

教官「だ、大丈夫ですか?」

悟空「あぁ、すまねぇ、オラ、よくわかんなくて」

教官「いえいえ、では、しばらく休んでいて下さい」

教官「では、次はベジータさん、バイクにまたがって下さい」

ベジータ「フンッ!俺はカカロットのようにはいかんぞ!!」

教官「では、アクセルを少しだけかけて下さい」

ベジータ「ここを、こうだな!」

ブオオオオオオオオ!!

ベジータ「う、うわあああああああああ!!!もうおしまいだあああああ!!」

ガッシャーン!!

11: 2018/03/03(土)21:04:05 ID:0aY
教官「お二人ともアクセルを少しだけ入れてまっすぐ進めるよう練習して下さい」

悟空「お、おう、けっこう難しいんだな」

ベジータ「くそったれめ!このベジータ様がこんなところで!」

こうして初日は終わった。

悟空「なんとかまっすぐ走れるようになったぞ!」

ベジータ「チッ!じゃじゃ馬なバイクのおかげで手間取ったぜ!」

教官「明日は曲がり方を教えますので、よろしくお願いします」

悟空「おう!今日はあんがとな!」

ベジータ「フンッ!ブルマみたいにもうちょっとわかりやすく教えやがれ!!」

12: 2018/03/03(土)21:06:01 ID:0aY
翌日

教官「今日は曲がり方です」

悟空「なんかオラ、こけそうでこええなぁ」

ベジータ「情けないことを言うなぁ!カカロットオオ!!」

教官「では、よろしくお願いします」

悟空「おう!よろしくな!」

ベジータ「さっさと始めやがれ!!」

教官「曲がるときにハンドルをきって曲がるんですが、体を少し曲がる方に傾けます」

悟空「体傾けるんかぁ!ちょっとこええなぁ」

教官「絶対に忘れないで頂きたいのが目線です。常に行く先を、つまりカーブの先を見るようにして下さい」

ベジータ「フンッ!まっすぐ走れたんだから曲がるのも楽勝だろ!」

13: 2018/03/03(土)21:08:06 ID:0aY
教官「では、悟空さんからいってみましょう」

悟空「お、おす!」

教官「いいです、その調子ですよ!はい!ハンドルきって曲がった先を見て!」

悟空「おう!ハンドルきって曲がった先を、うわあ!」

ガシャーン!

ベジータ「ガッハッハッハ!!ギャグでやってるのかあ!?カカロットオオ!?」

教官「悟空さん!大丈夫ですか?」

悟空「あ、ああ、オラ、大丈夫だ!体は頑丈だから心配しねぇでくれ」

教官「初めてはみんなこけます。2、3回目でいけるようになりますよ」

教官「では次はベジータさん、どうぞ」

ベジータ「フンッ!カカロットオオ!!貴様はしょせん下級戦士だということを思い知らせてやるぞ!」

14: 2018/03/03(土)21:10:13 ID:0aY
教官「いいですよ!ベジータさん、そこでハンドルきって曲がった先を見るんです!」

ベジータ「こ、こうだな!」

教官「そのままそのまま!ハンドル戻して姿勢も戻して!」

ベジータ「む?も、戻すだと!?も、もど、うわああああ!!」

ガシャーン!

教官「大丈夫ですか?ベジータさん!」

ベジータ「貴様ぁ!曲がった後にハンドルを戻すのを先に言いやがれえ!!」

教官「今日は曲がり方を覚えましょう!次のコーナーでまた同じようにやってみましょう!」

・・・

教官「お疲れ様でした。明日はS字をやりますので、よろしくお願いします」

悟空「おう!今日もあんがとな!明日もよろしくな!」

ベジータ「フンッ!もうちょっと教え方を考えやがれえ!」

15: 2018/03/03(土)21:12:04 ID:0aY
翌日

教官「今日はS字ですね。基本は同じで行く先を常に目線で見るようにして下さい」

悟空「道は細いし、くねくねしててこええなぁー」

ベジータ「フンッ!曲がれたんだからあんなもの余裕だろ!!」

教官「では悟空さんからいってみましょう。カーブに差し掛かったら左に体を傾けて、そのあとは右にシフトしていきます」

悟空「よーし!がんばっぞー!」

・・・

教官「いいですよー、悟空さんのペースでS字に入って下さい。そのままそのまま!目線を行く先にむけて!」

悟空「お、おう、目線は行く先で、ここで左に体を傾けて、そのあと右に、う、うわあ!」

ガリッ!

ガシャーン!

教官「だ、大丈夫ですか!?」

悟空「いてて、オラは大丈夫だ。でも、バイクをこすっちまった」

16: 2018/03/03(土)21:13:04 ID:T6n
いいね

17: 2018/03/03(土)21:14:04 ID:0aY
教官「傾けた体を元に戻すのが早すぎたせいでうまくカーブを曲がりきれなかったのですよ」

悟空「あちゃー、むっずかしいなー」

教官「大丈夫ですよ。何度かやればコツがわかります。次はベジータさん!どうど!」

ベジータ「フンッ!カカロットめ!曲がり方がわかっていながらS字で失敗とは情けないないぜ!曲がり方をきちんと理解していない証拠だ!」

教官「いいですよー、ベジータさんのやりやすい速度で、ゆっくり体を傾けていきましょう」

ベジータ「見ていろよ!カカロット!この俺が華麗にS字を通過するところを!!」

教官「いい感じです!S字を終えたらハンドルをまっすぐに戻して下さい!」

ベジータ「な、なに!?まっすぐだと!?ま、またか!くっ!う、わああああ!!」

ガシャーン!!

教官「大丈夫ですか!?ベジータさん」

ベジータ「貴様ああ!!ハンドルを戻すんなら戻すと先に言いやがれと言ってるだろうが!!」

18: 2018/03/03(土)21:16:23 ID:0aY
教官「明日は一本橋です」

・・・

教官「今日からいよいよ一本橋です」

悟空「橋?川なんてどこにもねーぞぉ?」

ベジータ「バカヤロオ!一本橋ってのはあれのことだ!」

教官「この一本橋は幅が30センチで長さが15メートルです。この一本橋を渡るのが今後の課題です」

悟空「い、いいいいい!?これをバイクで渡るんかぁ!?」

ベジータ「フンッ!少しは面白そうだな!」

教官「コツは同じで目線を行く先を見るようにすることです。どうしても恐いと思いますが目線を先に向けて下さい」

悟空「なんだかサーカスみてぇだなー」

ベジータ「他の教習生が並んでやがるな。苦手な奴が多いのか」

19: 2018/03/03(土)21:18:08 ID:0aY
教官「では、悟空さん、行ってみましょう」

悟空「お、おす、こ、こええなぁ」

教官「まっすぐ前を見て下さい!橋に乗ったら橋のゴールを見て!」

悟空「よ!ほ!よ!あ、あ、わ、わあああああ!」

ガッシャーン!!

教官「大丈夫ですか!?悟空さん!」

悟空「いってー、めぇったなぁー、こりゃあ難しいぞぉ!」

ベジータ「ハーッハッハッハ!無様だな、カカロット!!ただまっすぐいけばいいんだろう!!こんなこともできんのか!!」

教官「それではベジータさん、どうぞ」

ベジータ「よーく見ておけよ!カカロットオオオオ!!この俺が橋を渡るところをだああああ!!!」

20: 2018/03/03(土)21:20:12 ID:0aY
ベジータ「いくぞ!!」

ブロオオオオオオオ!!!

悟空「いいいい!?ベジータの奴!橋を渡りきったぁ!?」

ベジータ「フンッ!楽勝だ!」

教官「ベジータさん、橋を渡ったのはいいんですが」

ベジータ「なんだ?この俺の才能に嫉妬か!?」

教官「橋は7秒以上かけて渡るんです」

ベジータ「な、なんだと!?」

教官「スピードを出して渡るなら実は簡単なんですよ。悟空さんのようにゆっくり走行して渡って下さい」

ベジータ「貴様あああああ!!いい加減そういうのは先に言いやがれ!!」

21: 2018/03/03(土)21:22:06 ID:0aY
翌日

教官「それでは次はクランクです」

悟空「くらんくぅ?なんだそりゃ?」

ベジータ「貴様!そんなことも知らんのか!かばんの一種だ!!」

教官「それはトランクです。クランクというのはS字よりもさらに急な角度での曲がります。具体的に言うと直進してから90度曲がり、曲がった先でまた90度曲がって頂きます」

悟空「な、なんだってぇ!?このほせえ道をかぁ!?」

ベジータ「よく見ろ!カカロット!細いだけじゃないぞ!」

教官「その通りです。要所要所に三角パイロンが置いてありますが、パイロンに接触したらそこでアウトです」

悟空「いいいいいい!?そんなんできるわけねぇぞお!」

ベジータ「くそったれ!!本気で言ってやがるのか!!」

教官「それではお手本をお見せします。基本は同じで行く先を見て下さい。最初のコーナーを勇気を出してバイクを傾けつつ、アクセルをかけて曲がります。すぐにブレーキをかけてまた曲がり、アクセルをいれます」

23: 2018/03/03(土)21:23:28 ID:VQX

24: 2018/03/03(土)21:24:01 ID:0aY
教官「おわかり頂けましたか?」

悟空「す、すげえ、本当にパイロンに触れずにいったぞ・・・」

ベジータ「くっ!こいつ、今更だが侮れんな・・・」

教官「では、悟空さんからいってみましょう」

悟空「お、おう」

教官「まずは普通に入って、そこで体を傾けて!」

悟空「こ、こうか!?でも、これ以上傾けたら転倒しちまう!」

教官「アクセルを回して!」

悟空「ここで、アクセル!?」

ブウウン!!

ガッシャーン!!

教官「大丈夫ですか!?悟空さん!」

悟空「あ、ああ、でも、オラ、これできっかなぁ」

教官「安心して下さい!みなさん10回ぐらいはこけますから!!」

悟空「そんなに難しいんかぁ・・・」

25: 2018/03/03(土)21:26:05 ID:0aY
教官「それでは次はベジータさん!どうぞ!」

ベジータ(くそったれ!さすがに俺もこれはできそうにない!だが、カカロットの前で無様にこけたくない!!)

ベジータ(とりあえずカカロットよりかはいいところまでいってやる!!)

教官「いいですよ!そこで体を傾けて!」

ベジータ「ここで、こうだな!」

教官「そこです!アクセルを回して!」

ベジータ「よ、よし!」

ブウウン!!

教官「ブレーキです!」

ベジータ「よ、よし、曲がれたぞ!」

教官「いいですよ!ベジータさん!あとは次のコーナーで同じことをするだけです!」

悟空(ベジータ・・・一発目で曲がれたんか・・・)

ベジータ「おい!指示をよこせえ!!俺はまだ慣れていないんだ!!!」

26: 2018/03/03(土)21:26:09 ID:VQX
頑張って

27: 2018/03/03(土)21:28:05 ID:0aY
教官「ベジータさん、そこで体を傾けて」

ベジータ「こうだな!そしてアクセル!」

教官「そうです!よくいけましたね!」

ベジータ「フンッ!やってみれば案外簡単だったな!ビビらせやがって!!」

教官「でも、ベジータさん、見て下さい」

ベジータ「ん?・・・チッ!パイロンか!!」

教官「そうです。パイロンをことごとくなぎ倒しているので次はパイロンに触れずに通過を目指して下さい」

ベジータ「くそったれめ!パイロンをどけておけぇ!邪魔だ!!!」

教官「悟空さん、クランクはいくらでも練習できます。もう一度やってみましょう」

悟空「お、おう・・・」

28: 2018/03/03(土)21:28:45 ID:VQX
諦めないで

29: 2018/03/03(土)21:30:14 ID:0aY
・・・

教官「お疲れ様でした。残りは一本橋とクランクを中心に残りの課題をクリアしていきましょう。ありがとうございました」

悟空「おぅ、あんがとな・・・」

ベジータ「フンッ!あんなことが出来るからって教官とは笑わせるぜ!!」

悟空「なぁ、ベジータ」

ベジータ「なんだ?」

悟空「オラ、バイクむいてねぇのかもしんねぇ」

ベジータ「ガッハッハッハ!貴様のような下級戦士には高尚すぎる玩具のようだな!!」

悟空「オラ、筋斗雲があるしな・・・」

ベジータ「逃げるのか?カカロット?こいつは傑作だ!!ガーハッハッハッハ」

悟空「・・・」

ベジータ「なにが『落ちこぼれだって必死に努力すりゃエリートを超える』だ!!しょせん貴様は口先だけのサイヤ人の恥だ!!」

悟空「努力・・・そうだな・・・」

ベジータ「ん?」

悟空「オラ、大切なことを忘れてたぞ!!」

31: 2018/03/03(土)21:32:06 ID:0aY
ベジータ「フンッ!くそったれめ!!さっさと消えろ!貴様のようなしょせんはラディッツの弟に用はない!!」

悟空「へへ、ベジータ。おめー、本当に口はわりぃけど優しい奴だな」

ベジータ「な、なんだと!?」

悟空「オラ、がんばっぞ!!努力してバイクの免許とるんだ!!」

ベジータ「チッ!ようやくこの俺と少しは張り合えそうな面構えが戻ったな」

悟空「ああ、おめーのおかげだ。さんきゅーな、ベジータ」

ベジータ「勘違いするな!俺は本当に貴様を見下していただけだぞ!!本当だからな!!はっぱをかけたとかそういうのは絶対にないからな!!!貴様がいないバイク教習がなんとなく不安だとかそういうのも絶対にあり得んからな!!!!!」

そして時は流れた。

教官「悟空さん、ベジータさん、お二人とも次回は卒業検定試験です」

悟空「なんだかんだあっちゅう間だったなぁー」

ベジータ「フンッ!まだ終わっておらんぞ!!」

32: 2018/03/03(土)21:32:07 ID:FRq
普通二輪免許の教習を思い出すw
二人とも頑張れ

33: 2018/03/03(土)21:34:01 ID:0aY
教官「卒業検定試験は当日にコースが決定します。とくに一本橋とクランクには気をつけて下さい。落ちたり、パイロンに触れればそれだけで落ちます」

悟空「そこがこえぇんだよなー、一本橋もクランクもたまに失敗するしよぉ」

ベジータ「フンッ!ぶきっちょめ!」

カプセルコーポレーション

ブルマ「おかえり」

ベジータ「ああ、明日は卒検だ」

ブルマ「いよいよなのね!」

ベジータ「楽勝すぎてつまらん教習だったぞ!」

ブルマ「向き不向きもあるからね。でも、ベジータ、油断はだめよ!あんたすぐ調子に乗るんだから」

ベジータ「馬鹿言え!俺はいつだって冷静だ!!」

ブルマ「いい?ベジータ。実技試験はね、とにかく自分はできるって信じるのよ。失敗した時を想像しちゃダメなの!いつも通りやるのよ!」

34: 2018/03/03(土)21:34:08 ID:EXU
指示を乞うベジータで草

35: 2018/03/03(土)21:34:19 ID:0aY
翌日

悟空「うっし!頑張ろうな!ベジータ!!」

ベジータ「頑張るのは貴様だ!一本橋とクランクでとちるなよ!!!」

悟空「おう!」

試験官「それでは孫悟空さん、試験を開始して下さい」

ベジータ(カカロットの野郎、滑りだしは順調だな・・・加速、進路変更、坂道、信号、左折、右折・・・)

ベジータ(チッ!きやがった!クランクだ!)

ベジータ(・・・うまく抜けたようだな。次は一本橋か・・・7.2秒か・・・ギリギリだな!)

ベジータ(次はスラロームか・・・)

*スラローム・・・蛇行運転

ベジータ(9秒か、減点だが、クリアはしたな・・・)

ベジータ(最後は急制動だが、ここは奴の得意なとことだ。合格だな)

36: 2018/03/03(土)21:34:34 ID:0aY
悟空「いやぁー、オラ、すっげえ緊張したぞぉ!」

ベジータ「フンッ!スラロームが9秒で減点されていたぞ!恥ずかしい奴め!!」

悟空「だってよぉ!失敗したらこええじゃねえかぁ。確実に合格するように慎重にいったんだよ」

ベジータ「くそったれめ!この俺の卒検を見ていやがれ!!」

・・・

試験官「それでは、ベジータさん、試験を開始して下さい」

ベジータ(まずは加速・・・進路変更・・・坂道・・・クランクが見えてきたな・・・)

ベジータ(!!)

ベジータ(な、なんだ!?このじわりときやがる嫌な汗は!!!)

ベジータ(なんだか、体が嫌に硬いぞ!!)

ベジータ(ば、馬鹿な!!このベジータ様が緊張している、だと!!)

ベジータ(ハッ!!)

ベジータ(あ、危うくクランクを通りすぎてしまうとことだった・・・)

37: 2018/03/03(土)21:34:50 ID:0aY
ベジータ(クランクか・・・確かに俺でもまれに失敗はする・・・だが、カカロットにできたことだ!俺にできんわけがない!!)

ベジータ(パイロンに触れれば即失格・・・)

ベジータ(!!)

ベジータ(くそったれ教官め!不安を煽るようなことをぬかしやがってえ!!!)

ベジータ(く、な、なぜだ!クランクに入るのが恐い!!)

試験官「ベジータさん?どうされました?故障ですか?早く進んで下さい」

ベジータ(黙れえ!!!今は精神統一したいんだ!!俺を急かすな!!!万が一にも失敗したらカカロットに負けてしまうんだぞ!!!慎重にやらせろおお!!)

ブルマ「いい?ベジータ。実技試験はね、とにかく自分はできるって信じるのよ。失敗した時を想像しちゃダメなの!いつも通りやるのよ!」

ベジータ(ブルマ・・・)

ベジータ(よし、俺は俺を信じよう。今までできたことだ!!いま、このタイミングでできないはずがない!!!)

ベジータ「地球人が作ったくそったれバイクめ!!この超ベジータ様をなめるなああああ!!!」

38: 2018/03/03(土)21:35:16 ID:0aY
試験官「ベジータさん、おめでとうございます。運転技術は満点合格ですよ」

ベジータ「フンッ!当然だ!満点合格ってことは俺の勝ちだな!!見たか!?カカロット!!!」

悟空「ベジータ!おめー、すげえぞぉ!一本橋もスラロープも完璧じゃんかぁ!」

ベジータ「ガーッハッハッハ!!!カカロット!!貴様に勝っても嬉しくもなんともないがな!!アーッハッハッハッハ!!」

試験官「ただ、一点だけ」

ベジータ「・・・む?」

試験官「実際に路上で運転する時には『この超ベジータ様をなめるなああ!!』や『くそったれがああああ!』など叫ぶと迷惑ですので減点です」

ベジータ「な、なんだとおおおお!?俺はそんなこと口に出してないぞ!!」

試験官「え・・・いえ、あの・・・」

悟空「おめー・・・すっげえでっけえ声で叫んでたぞ・・・」

ベジータ「や、やめろおおおお!そんな馬鹿な!!もうだめだあああ!!おしまいだああああああ!!!」

39: 2018/03/03(土)21:35:32 ID:0aY
カプセルコーポレーション

ブルマ「おめでとう、卒検受かったんでしょ」

ベジータ「その話はするなあ!!!」

ブルマ「そうはいかないわよ。まだ学科があるんだから」

ベジータ「な、なんだと!?」

ブルマ「交通法規とかを覚えなきゃいけないのよ!」

ベジータ「くそったれぇ・・・もう知らん・・・バイクのことは考えたくない・・・」

ブルマ「ここまできて取得しないなんてもったいないでしょ!」

ベジータ「ふ、ふん、仕方ないな、学科で、カカロットに、勝ってやる、ぞ」

ブルマ「なにいってるのよ?孫君は学科受けないわよ?」

ベジータ「なんだと!?どういうことだ!?」

ブルマ「孫君はもう普通自動車免許取ってるから学科はないのよ」

ベジータ「ふ、ふざけるな!カカロットと張り合えない資格の勉強などできるか!!!」

40: 2018/03/03(土)21:35:52 ID:0aY
後日

ベジータ「くそったれ!ほら、取得してきたぞ!わけのわからん問題ばっか出しやがって」

ブルマ「あら!なんだかんだ取得したんじゃない!普通2輪免許!」

ベジータ「カカロットの野郎がクリアしてるからな!!」

ブルマ「さっすがベジータ!きちんとやり始めたことは最後までやるのね!立派だわ!」

ベジータ「フンッ!くだらん資格を受けさせやがって!次はもっと骨のあるカカロットだけが落ちて俺だけが受かる資格を探してきやがれ!!」

ベジータ(とはいってもあの卒検・・・ブルマのアドバイスがなければパイロンに触れてカカロットだけが受かっていたという最悪の展開だったかもしれん・・・)

ベジータ「お、おい、あの、なんだ、つまりだな、き、貴様の、アドバイス、いい感じ、だったぞ」

ブルマ「まぁ!明日はガソリンが降りそうね!!」

ベジータ「黙れえ!!!」

41: 2018/03/03(土)21:36:45 ID:0aY
オッス!オラ、悟空!
ひゃあー、べえくの免許っつうんは慣れるまでは大変だったけど、慣れてからは面白かったぞぉ!それにしてもベジータの奴さすがだなぁー!すんげえ走りだったぞお!
そんなオラ達に新たにすげえ資格が現れたんだ!なにぃ?今度は人間が相手の資格だってぇ?ずっと機械ばっかりだったからな!オラ、ワクワクすっぞお!
次回、ドラゴンボールQ
ベジータ「介護福祉士だと!?」
ぜってぇ見てくれよな!!


fin

42: 2018/03/03(土)21:40:44 ID:VQX

43: 2018/03/03(土)21:42:36 ID:fK8
乙でした
アニメの教習所回みたいにピッコロさんがいたらどうなったんだろうな

介護福祉士にも期待w

44: 2018/03/03(土)22:46:37 ID:m6B
こいつら学科大丈夫なんか

引用元:



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