【弊社東大阪衣摺工場 JIS認証取消理由の経緯と詳細】
これまで弊社JIS表示製品については、ともにJIS認証工場である東大阪衣摺工場と中国青島工場(山東省青島市)との2つの自社工場にて生産しており、東大阪衣摺工場での生産分については、中国青島工場で製造した一部の部品を東大阪衣摺工場へ転送したうえで組み立てを行い、最終完成品として出荷しておりました。

その一部部品であるFRP帽体の成形工程において、「東大阪衣摺工場で20%、中国青島工場で80%の比率で生産を行う」という取り決めに基づいてJIS認証を取得しておりましたが、その後長期にわたり、実際には東大阪衣摺工場でのFRP帽体成形の生産比率が20%を満たしていないことを正しく報告できておりませんでした。

これによって令和元年10月25日の日本車両検査協会による臨時監査後の審査を経て、同年11月26日、衣摺工場のJIS認証取り消しの正式文書を受領しました。

なお、組立工程や検査工程に関しては、東大阪衣摺工場ですべて正しく行っており、製品自体の安全性や品質には問題がないことが日本車両検査協会の監査において確認されております。

弊社は今回の認証取消を真摯に受け止め、品質・生産管理、そしてそれに伴うコンプライアンス強化など管理強化体制を図りまたそれを実行すべく、今後の対策を後ほど改めてお知らせする所存でございます。


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オートバイヘルメットに関するお問い合わせについて(11/28更新)
(ご質問)今後JIS表示のヘルメットはなくなるのですか?
(お答え)これまで弊社はJIS認証工場であった東大阪衣摺工場と中国青島工場との2ヵ所の自社工場にて生産しておりました。青島工場については今回の認証取り消し対象ではありませんのでJIS表示製品の生産を継続します。なお衣摺工場で生産していたJIS表示製品につきましては、今後、青島工場にて生産を行いますので、今後もJIS表示は継続されます。

(ご質問)JIS認証が取り消しになったのに、何故これまでに製造した製品は問題ないと言えるんですか?
(お答え)JIS認証は登録認証機関が産業標準化法に基づいて、申請に係る鉱工業品(以下製品という)について製品試験を実施し、JISに適合するかどうかを審査するとともに、製品の製造に係る品質管理体制[原材料、製造工程、製造(加工)設備、検査設備、検査方法、品質管理方法、その他品質保持に必要な技術的生産条件]が、JISマーク省令で定める基準に適合しているかを審査することで行われます。

弊社衣摺工場では、2019年10月25日の日本車両検査協会の臨時監査があり、11月25日をもって衣摺工場自体のJIS認証は取消となりました。製品の製造に係る品質管理体制にJISマーク省令に定める基準を満たさない項目があることのご指摘を受けましたが、製品試験においてはJIS基準を満たしていることが確認されましたので、衣摺工場でこれまで製造した製品についての安全性や品質に問題がないと判断されました。 

(ご質問)メイドインジャパンではなかったのですか?
(お答え)弊社としましては、製品組立および品質管理を行う工場の所在地を原産国としており、弊社衣摺工場生産分につきましてはメイドインジャパンを表記しています。これまで販売流通している衣摺工場生産分につきましては表記上問題はございません。また海外生産分についてはその原産国の表記をしています。

(ご質問) JIS規格に通っていないヘルメットをずっと販売していたのですか?
(お答え) これまで販売している製品および現在流通中の製品においても、JIS規格に合致したもので、安全性に何ら問題ございません。経済産業省ニュースリリースでの発表にもございます通り、日本車両検査協会が実施した試験で、製品の安全性や品質についてはJIS規格を満たしており、問題がないことが確認されております。


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